交差軸風車の開発

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もっと風車をまわすためにできること

これからの非化石電源の増大のためには再生可能エネルギーを増やしていく必要があります。

陸上では太陽光パネルが先行して大量導入されてきました。
横面積が必要な太陽光パネルは次第に設置可能面積が少なくなってきています。
風力発電も今後導入拡大が期待されています。
陸上のみならず洋上にも進出していっています。

身近なところで、よく風が吹くところはありませんか?
でも何らかの理由で風車を設置するには至っていないところ。

OKYAは横軸回転の風車で、風車設置可能性の拡大に取り組んでいます。

一般的には水平軸風車や垂直軸風車が用いられています。
横軸風車はあまり着目されてきていないようです。

短所を工夫したり、切り口を変えることで、
他の風車にはない長所を持った新しい風車の形が見えてきました。

風向と風車の回転軸が交差していることから、当社はこの横軸風車を"交差軸風車"と名付けました。

交差軸風車によって、
・ 細長い狭い場所
・ 乱流が発生する丘陵地
・ 波で揺れる浮体の上
風車を設置できる場所の可能性が広がると考えます。

私たちなら可能です

交差軸風車はブレードが横になることで、ブレード自体が受風面積を増やすべく開閉可能な機構を有することができるようにしました。
自重を利用しているため、構成は非常に簡易に実現できます。
ローターの回転が小さいときは、ブレードは開いて風をよく受け止め、回転トルクを生み出します。
ローターの回転が大きいときは、遠心力と進行風とでブレードは閉じ、高速で回転します。

風は一定の方向からは吹いてきません。
しかし年間を通すと、強く吹いてくる方角はおおよそ定まっていることが多いです。
風向に追従するのではなく、得意な方角を向いている風車があってもいいのではないでしょうか。

風車の設置エリアは陸上にとどまらず洋上に拡大されています。
従来型の風車を浮体式で用いる場合、浮体の動揺が大きな課題となります。
交差軸風車であれば、浮体が動揺しても風車の回転軸と風向との関係に影響は及びません。
また、風車を吹き流しの要領で係留することで、風車は自然に風向に正対することができます。

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